でも不思議なことに

じゃにーずのこととかそれ以外のこととか

THE CIRCUS!を観た話

屋良くんが主役でこっしーが出る、とメールが届いたその日からずっと楽しみにしていた舞台!待ちに待ったその当日が昨日だったわけなんだけども、いやあ~私は~ミュージカルが好きだ~!!(大興奮)という大前提を再確認してミュージカルに出てる屋良くんは絶品だってことを再確認して演技をするこっしーがたまらなくすきだってことを再確認してもう浮かれてグッズTシャツを着ながらパソコンに向かっているのである。今回のグッズもすんごくかわいくて何買うか迷っちゃったけどやっぱり手に取ったのは青いTシャツだよね!へへ!

 

 

あらすじは、マフィアを追っている最中に記憶をなくしてしまった刑事がサーカス団に出会って絆を深めていくんだけど、ある出来事から刑事が追っていたマフィアに生きていることがばれてしまって…と、ざっくりいうとこんな話。起承転結があって善と悪があって、すごく見やすい舞台だったな~。だけど悪はただの悪では終わらなくて、一人ひとりに過去があってこの立ち位置にいるっていうのもちゃんと表してくれるからこれから続編でほかのメンバーの生い立ちとか過去にクローズアップされたら…って楽しみがどんどん広がっていく感じ!ていうかパンフレット載ってた裏設定資料見せてほしすぎるのでその25ページ分も!売ってくれ!!!

 

主人公の屋良くん演じるケントがステージに出てくるとパッとステージに火がともるように明るくなる感じがして、そうこれなの!私がすきだなあと思う屋良くんの主人公感!その明るさにミラージュ(←サーカス団の名前です)がすっと近づいて行ったのがああこのサーカス団も何かを抱えてるんだなってわかってしまう感じとそれを抱えながもあたたかく前向きでこんな人たちのサーカス絶対楽しいじゃん!観たい!と本編と関係ないところに食いつきそうになるなどした。閑話休題。ケントのまっすぐで時に頑固なところと屋良くんのまっすぐな瞳がすごくぴったりで、私の中の屋良くんのイメージカラー『赤』って感じですごくどきどきしたのです。屋良くんが赤のイメージを背負って演じる主人公ならどんな困難に見舞われてもいい方向に話が進んでくはずだっていう期待感!そして裏切らない!ガッツポーズ~!!

屋良くんのダンスは生で見たのはドッグファイトが初めてだったけどそこまでダンスメインで動いていたわけじゃなかったから、今回じっくり見られてすごくよかったな~!大きくて派手なんだけど優雅でまるで風を切る旗みたいな感じだなあって思った。歌声もダンスもすきです屋良くん。

 

こっしーは「REPAIR」で初めて演技を観たときに心をぎゅっとつかまれる感覚ってこういうことなんだって、ほんとわかりやすいくらいのひとめぼれで、この人がまた演技をする機会があったら絶対また観たいと思ってた人だからすごく楽しみにしてたのね。いつ出てくるかな~って思ってたら結構序盤にダンスパートで出てきて、多分あのハットをかぶった人だよね…と双眼鏡を構えながらも自信半分で見ていたんだけどハットを外した瞬間にハッ…かっこいい…って一旦そっと双眼鏡をおろしてしまった。いや、失礼な話だとは重々承知してるけど顔どうのこうのっていうよりも演技がすきだ!っていう前提で見に行ったからわあかっこいい!!ってなった自分に動揺が隠せなかったんだ…!!白シャツにトレンチコートを羽織ってベージュのハットを仕草がとても絵になるいい男で、ハットをとったときにさらりと明るい前髪が落ちる様子が息をのむくらい綺麗で目を奪われたまま動けなかったんだよ~うわ~こりゃあ大変だ~~と思いながら心臓の音が耳元で鳴ってるような錯覚すらした。くうういい男!(結論)

 ビジュアルの話だけでこんな字数だけどまだ演技の話してないね!?します!!こっしー演じるカルロスはあんまり声を荒げたりする役ではないんだけど大事なところで台詞があったのが印象的だったな~なんせサーカスの電子頭脳!ことあるごとにワインの銘柄に例える姿も様になる!素敵!!あれっまた脱線してる。ライトが当たってないところでもほかのキャストと話しをしたり、小さな花が開くように微笑んだり、控えめながらも喜怒哀楽が顔に出てる感じが舞台の色の一部として馴染んでて、時々大事な言葉をポンと投げ込むその声がすごく聞き取りやすくて…なんかうまく言葉にできないんだけど…よかった…!絞り出そうとしても語彙がなくて悔やまれる語彙力の貧困さ……!あとちょこちょこお茶目な姿が見え隠れしてるのもツボ!私的ベストオブかわいいカルロスは、サーカスのリハーサルの様子が中継されますって話になったときにテレビだーーーってもりあがるメンバーの中真っ先に真っ赤な燕尾服を羽織って出てきて襟を正しながらえっへんといわんばかりに客席に向かって立つ姿とそんな姿をメンバーに茶化されて直立の姿勢のまま洗車機さながらくるくると回転してメンバーを舞台奥側に追いやってた姿です!くるくると回転するたびに燕尾服の裾がふわりと外側に広がってさながら風に揺れる花弁!

あとは女性ダンサーと絡むシーンがあったんだけど、最初は誘惑を曖昧に流してたくせにダンスシーンになったら振る舞いの端々からこぼれるワインのアルコール分が空気に溶けていて気付いたら息を止めててなんだろうあの女の人への慣れてる感じは…すきだ…って…息を止めていたにも関わらず目で酔わされた感…。サポートする手の感じとかダンサーさんを見つめた一瞬の微笑みとか双眼鏡で覗いている背徳感まで含めてとてもどきどきしたのでした。ワイン好きの電子頭脳が女の人の扱いなれてるなんてそんなのおいしすぎる!もっと女の人と踊ればいいのに!

 

あとこっしーって結構大きいイメージだったんだけど今回のキャストだと全然おっきい感じがしなくて新鮮だったのとこっしーが普通に見えるくらいのキャストが一列に並ぶカテコでの屋良くんのサイズ感がめちゃんこかわいかったです、ちまっとセンターに収まっている屋良くん!

 

 

他のキャストさんも今回の舞台で初めて観る人ばかりだったんだけどみなさん魅力的でキャラにぴったりで、元いたキャラクターをキャストに寄せたとはいえこんなにもぴったりとキャラクターが生きることってあるのかってすごくわくわくしたな~!全体の印象がアメコミっぽいのもあって二次元から飛び出してきたみたいだった!特にサラ役の菜々香さんがべらぼうに歌がうまくて私に指笛スキルがあったらことあるごとに鳴らしていた!ヒューーー!!くらくらするくらい綺麗で力強くて艶めくリボンみたいな歌声でディーヴァって説明書きに首がもげるほどうなずいたんだよ~またひとり演技が観たい人が増えた~!!あとスワン役の上原さんが剣みたいにするどい立ち姿で視線泥棒だった、一歩歩くたびに空気が冷たく切れるようなんだけど踊りは結構パワー系というか熱く感じたのが意外でもあったかも!もっと目があれば観たいところたくさんあった…くうう惜しい…。

 

 

そういえば、劇中の衣装でミラージュが戦隊ものみたいな衣装を着るシーンがあったんだけどそれがまた一人ひとりにあっててすんごくかわいくて!!ベースは黒皮でトップスのどこかにメンバーカラーの星が入ってるんだけど、ケントはライダースジャケットで赤、カルロスはスタンドカラーにベストに燕尾服の裾を切ったみたいな形のジャケットでオレンジ、レイ(リーダー)は首までしめられるジャージみたいな形で緑、ってところまでしか覚えられなかったんだけど7人全部違ってジャニーズ衣装を彷彿とさせる統一感と個性がほんとに!たまらん!!そんでその衣装着てみんな踊っちゃったりV字フォーメーションでポーズとっちゃったりするんだもんさ~~~~たまらん!!(2回目)今後の舞台雑誌写真に期待!!

 

 

舞台中で次回作をにおわせるような発言もあったしパンフでも続編の話でてるしパンフの裏表紙にもとぅーびーこんてぃにゅー?って書いてあるしこれは続編があると思っていいんですよね!?と肩をもって揺らしたい気分であるけれど、まずは今回の公演が最後までキャストのみなさんが怪我なく走り切れますように!という気持ちで一旦しめようかと思います。は~色々思い出しながら書いてるともう一回観たくなっちゃうなあ!